三重県桑名市長島町 浴室蛇口水漏れについての案件
本日は三重県桑名市長島町より浴室の蛇口より水漏れするとのことでお電話いただきました。長島といえば皆さんご存じの長島スパーランドがある地域になります。特に絶叫系がお好きな方は一度は行かれたことがあるのではないでしょうか?有名ではありますが私は苦手なので一度も行ったことはないのですが・・・。伊勢湾岸道を走っているときれいに見えるぐらい海岸線沿いにあるテーマパークですね。今回、なぜ地名まで題名に入れたのかとお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。いつもなら○○市までではないのかと。今回は少し特殊ではあったので地名も入れさせていただきました。では、何が特殊だったのか説明させていただきます。
桑名市長島町は一部家庭に温泉を引いている特殊な地域でもあります。(温泉地に行けば割と普通なのかもしれませんが・・・)家に温泉がきてるなんてすごくうらやましい限りです!毎日、温泉に入れるわけですから。話を聞いていると温泉はいくら使ってもタダ(お客様情報)だそうです。家、全部が温泉が出るわけではなく、浴室、洗面所、屋外に温泉のお湯が出るようになっていてそれ以外の場所は給湯器でお湯を出しているそうです。これはお伺いしたお客様の家での話なので各家庭で違うみたいですね。なのでお湯をひねると温泉のお湯が出てくるというものになります。これだけ聞くといいことしかないように感じますが住人の方に聞くと少し違いました。
本題に戻りますが、今回浴室の蛇口が水漏れを起こしお電話いただきました。内容は2ハンドルタイプ(お湯とお水のハンドルがついていて温度を2つのハンドルで調整するもの)の閉まりが悪いというものでした。蛇口自体はご使用10年弱ぐらいの物。年数は経っているので経年劣化によるものが原因でしょう。このタイプは今のサーモスタッド式(温度調整を機器がしてくれるもの)とは違いハンドルをを開け閉めして水量を決めるためパッキンに影響されることが多いのです。なのでお客様でも直される方もいらっしゃるぐらいシンプルな造りなのです。もちろん、知識、道具がないとできないので誰でもできますとは言えませんが。
提案させていただいたのはもちろん交換・修理しかありません。それぞれのメリット・デメリットを説明の後、お客様が出されて答えが交換しますということでした。お客様、最初から交換を決めていたとお伺いしました。それが、今回の温泉地という特殊な例が絡んでいました。
お客様が決めていた訳は前回も交換しているそれも3回も。確かに築年数はかなり古い建物だとは思いますが少し交換回数が多い気がするなと思いお客様に聞くと、温泉の湯はある程度フィルターを介して各家庭に配水されているみたいですが、それでも取りきれない不純物が少し流れるそうです。どうしてもそう言った不純物が流れると少なからず蛇口に影響し故障の原因の一つになります。そのため、不具合が良く起きるそうで今回も年数だからで交換を決めていたそうです。あくまで原因の一つなので温泉が悪いというわけではないのです。なのでもう一つの使用している洗面所は蛇口にフィルターが吐水口についているのでよく詰まり清掃しないといけないとおっしゃられていました。実は蛇口のメーカー保証には上水道の使用を想定しているため、井戸水・温泉に関しては保証対象外になると明記されています。なので、新しく取り付ける蛇口でも保証がなくなるということです。もちろん、使用してすぐに故障する例は少ない例でもありますので井戸水・温泉を使用してても特に問題はないかと思います。こう見ると、温泉地ならではの苦悩もあるのだと初めて知りました。温泉宿のメンテナンスはかなり大変そうですね。
今回交換させていただいたのは同じ2ハンドルタイプの蛇口になります。なぜ、サーモスタット水栓を提案しなかったというと実はサーモスタット部分には細かいフィルターがついていて今回の場合不純物が多くなってしまうとそこで詰まってしまう危険性を考慮して選ばせていただきました。2ハンドルの場合はフィルターはついていないので詰まることはありませんので。
今回の例はお客様にとっては少し特殊な場合を取り上げさせていただいたので参考になるかはわかりませんが、温泉が引かれている家は少ないと思います。ですが、井戸水をお使いのお宅では同じ症例も考えられるのでご参考にして頂ければと思います。その場の状況で対処できる場合も数多くあります。どんな些細なことでもお伝えいただければ解決に繋がることもありますのでお電話お待ちしております。