屋外排水詰まりについて解説

外の排水が詰まった場合どうすればいいのか?

皆様、台風は大丈夫だったでしょうか?今回の台風19号では各地に甚大な被害が出ましたね。予期せぬ自然災害になりますので予防も大変難しいとは思います。特に、最近では台風でもないのにゲリラ豪雨も多くなり水害被害は年々増加をたどっている現状ではないでしょうか。今回は外の排水の詰まりについて解説していこうと思います。

では、まず外の排水管とは何を示しているか?それは、雨水が流れる雨水配管と生活雑排水や汚水が流れる汚水配管の2つになります。持ち家のお客様でも配管がどのあたりを通っているか迄ご存じの方は少ないと思います。排水経路はいざというとき必ず必要になりますので今一度ご確認していただければと思います。

雨水配管とはどのような役割を果たしているかというと字の通り雨水を配管を通じて外に排出していきます。

では、雨水配管が機能していないとどうなるか?

  • 外壁が傷む
  • 家の基礎周辺が劣化する
  • 雨樋が破損する

以上の3点が考えられます。機能しなくなるとは雨樋に砂や砂利、葉っぱなどが入り込んでしまい水が流れなくなってしまうことがあります。特に今回の台風のように歴史的大雨など経験しなかったような雨の降り方の場合、そんなに詰まってなくても排水量がキャパをオーバーすれば水が流れなくなる症状が出てきます。そうなると排水できない水が溜まり雨漏りや階下漏水に繋がります。もちろん雨樋が詰まってしまうことで雨樋が破損する場合もあるので定期的なメンテナンス、雨の日に上手く機能しているかどうかを確認しておくと被害を最小限にとどめること

ができます。雨樋の手入れはさほど難しくはありません。ベランダにある排水口にゴミや落ち葉などがあれば取り除いてあげてください。あとは外にある雨水桝と呼ばれているものがありますのでそちらの中にゴミが溜まっていれば取り除くぐらいで大丈夫です。屋根の上の雨樋は危ないので自分でするのではなく専門の業者を呼んで掃除してもらうようにしましょう。

続いて汚水配管とは先ほどもお話ししたように汚水を流すための排水管になります。こちらは家によって違いがあるのですが生活雑排(台所・洗面・洗濯・浴室)と汚水(トイレ)で分かれている場合があります。汚水配管は古いものだとコンクリート桝、最近のものは塩化ビニール製になっています。コンクリートには記載がないものが多いのですが塩化ビニール製は蓋に汚水と明記してあるのでわかりやすいです。汚水の配管は流れるものが汚れているものになるため、汚れが付きやすく雨水配管よりも詰まりやすくなっています。雨水配管とは違い毎日流れることになりますので定期的に確認することをお勧めします。特にコンクリートの桝は年数が古くなっており、ほとんどが耐久年数を超えているので中が一部破損してたり、かけている場合は新しい桝へ交換を専門業者へ依頼しましょう。

もちろん、当社で扱える内容ですのでお電話お待ちしております。

ほとんどの方が桝を開けることがないので簡単な清掃法をお教えします。塩ビ管で出来ている桝はブラシでついている汚れをみえる範囲で取ってあげてください。よく、ワイヤーや長い棒を中に入れられる方もいらっしゃいますがそこまでの清掃の場合は専門業者を呼ばれたほうが安心です。あとは生活雑排の桝にはタメ桝といって水がもともと溜まっている桝があります。ありがちなのは台所の桝を開けるとギトギトの油の塊が排水を圧迫している場合がありますので見える範囲は削って取り除けば流れが改善する場合もありますのでお試しください。台風の場合はコンクリート桝のお宅は特に注意が必要となります。コンクリートの桝はコンクリートでできている蓋なので隙間があり、水が桝の中に流れ通常の排水を阻害し最悪の場合は排水が間に合わず逆流ケースもございますのでご注意を。

雨水・汚水配管が詰まってしまったら

では、詰まってしまった場合ですが、この場合どちらも高圧洗浄を行うことで解決する場合が多いです。もちろん、配管の状態にもよるので絶対ではありませんが。根本の汚れを高水圧の水で落としていく方法となります。このような作業は年に何回も行うものではなく数年に1回ぐらいのレベルではあるのでもし排水が気になるようでしたら一度高圧洗浄で掃除してみませんか?汚れはお客様が思っている以上にこびりついている可能性が高いです。